【1月15日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第18節の試合が行われ、規律違反を犯したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)をメンバーから外したボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と0-0で引き分け、2位浮上の機会を逃した。

 試合開始前、ドルトムントのペーター・シュテーガー(Peter Stoeger)監督は、オーバメヤンが前日ミーティングを欠席したことを重く見ていると話し、チーム得点王をメンバー外としたことを明かしていた。しかし、チームはオーバメヤン不在の中で攻撃陣が振るわず、シュートを計19本を放ちながらも相手GKを脅かしたのはわずか1回だった。

 ドルトムントのGKロマン・ビュルキ(Roman Burki)は「チームにはすべての選手が守るべきルールがある。どれだけ得点を決めていようと関係ないし、当然の措置だ。きょうは彼の得点が恋しい試合になったのは間違いない。できればまたくだらない過ちを繰り返して、何試合もいなくなるということがないようにしてもらいたいね」とコメントした。

 オーバメヤンがクラブから処分を科されるのは初めてではなく、昨季は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の試合の直前にイタリア・ミラノへ旅行し、昨年11月にはクラブの練習グラウンド内で撮影の仕事を無断で行った。

 オーバメヤンの代わりに、この日はスウェーデン出身の18歳、アレクサンデル・イサク(Alexander Isak)が先発で起用されたが、イサクはこれがブンデスリーガわずか3試合目で、これまでの出場時間はたったの合計13分間だった。

 引き分けに終わったものの、5位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と6位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)が今節どちらも敗れたため、ドルトムントは来季のチャンピオンズリーグ出場圏内の最後の1枠である4位を維持した。(c)AFP