【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-1、7-6(7-5)、7-5でイタリアのトーマス・ファビアーノ(Thomas Fabbiano)を下し、初戦を突破した。

 世界ランク4位のズベレフは、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で同73位を相手に苦戦を強いられながらも、2時間22分でストレート勝ちを収め、ピーター・ゴヨブジク(Peter Gojowczyk、ドイツ)との2回戦に進出した。このまま順当に勝ち進めば、3回戦では兄のミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)と対戦する可能性もある。

「次世代」の急先鋒(せんぽう)として呼び声が高い20歳のズベレフは、昨季5大会でタイトルを獲得したほか、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を倒した5選手のうちの一人となる活躍をみせたが、これまで四大大会(グランドスラム)では4回戦を突破した経験がなく、昨年の全豪オープンでも3回戦敗退を喫している。

 このほかでは、第7シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が6-7(3-7)、6-3、6-2、6-4で予選勝者のマティアス・バッキンガー(Mathias Bachinger、ドイツ)に勝利。第1セットはタイブレークで失ったものの、3番コートで行われた試合を2時間半で制した。

 2回戦でジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau、フランス)と対戦するゴフィンは、昨年11月に英ロンドンで行われたATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2017)でフェデラーに番狂わせを演じながらも、決勝でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れた。(c)AFP