【1月14日 AFP】17NFLは13日、プレーオフのカンファレンス準決勝が行われ、前年王者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は35-14でテネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)に快勝し、スーパーボウル進出まであと1勝に迫った。一方、ペイトリオッツに昨季のスーパーボウルでまさかの敗戦を喫したアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)は、フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に10-15で敗れ、雪辱の機会を手に入れることはできなかった。

 ペイトリオッツのスーパースター、QBのトム・ブレイディ(Tom Brady)は、7季連続のカンファレンス決勝進出を果たし、また一つ記録を打ち立てた。チームは次戦、ジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)対ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)の勝者と対戦する。

 試合前にペイトリオッツは、ブレイディとビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)、そしてロバート・クラフト(Robert Kraft)オーナーによる対立と抗争の内幕を描き出したESPNの暴露記事が報じられ、チームには緊張が走っていたが、ブレイディはこれまでのやり方を変えるつもりはないし、勝利に満足していると強調した。

 ブレイディは「今まで通り、フィールドへ出て毎週チームのために全力を尽くすことだけを考えている。自分がリーグ最低のQBだろうが、最高だろうが、そこそこだろうが関係ない。私の仕事は毎週ベストを尽くすこと。きょうは優れたチームが勝った。来週も良い試合をする必要がある」と語った。

 もう1試合では、イーグルスがファルコンズとの接戦を制した。極寒のリンカーン・フィナンシャル・フィールド(Lincoln Financial Field)で、前半にルギャレット・ブラント(LeGarrette Blount)がタッチダウンを決めると、新人キッカーのジェイク・エリオット(Jake Elliott)が3本のフィールドゴールで追加点を挙げ、勝利を手にした。

 第1シードのイーグルスは、ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)かニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)と、2月4日のスーパーボウル進出をかけて次戦もホームで対戦する。(c)AFP