【1月13日 AFP】男子テニスの四大大会(グランドスラム)で通算3度の優勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が13日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)への出場を表明した。故障していた膝は十分に持ちこたえられるとしながらも、まだ痛みはあると明かしている。

 2014年大会覇者で、昨年7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を最後にプレーから遠ざかっているワウリンカは、膝の手術に踏み切り、昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われたエキシビション大会も欠場するなど、復帰への準備が危ぶまれていた。

 これまで時間との闘いだったことを認めながらも、ワウリンカは15日に開幕する全豪オープンでリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)との1回戦に臨むことに自信を見せている。

 この一週間は開催地メルボルンでラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)らとの激しい練習をこなしてきたワウリンカは、「自分にとっては、ここにいるという事実と1回戦でプレーするつもりであることが大きな勝利だ。手術を受けたときは、ここで君たちの目の前に座り、『オーケー、1回戦でプレーするつもりだ』と話すことが最大の夢だった。膝のことを考えると、これは自分にとって本当にうれしいことだ」と語った。

 世界ランキングが後退したため第9シードとして今大会に臨むワウリンカはまた、けがは「回復しつつある」としながらもまだ痛みがあるものの「どう動くか、何をするかによるが、それは普通のことだ」とコメントした。スイスの担当医とは定期的に連絡を取っていることも明かし、「身体的にも、プレーをトップレベルに戻すためにも、まだ仕事はたくさん残っている。必要な時間をかけていくつもりだ」と語った。

 昨年8月に手術を受けた後、8週間にわたり松葉づえで過ごすなど、今回のけがでは精神的にもつらかったと告白したワウリンカが、開幕直前の13日に出場を決断したことは、5度の準優勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と錦織圭(Kei Nishikori)がすでに故障で欠場することが決定している中、全豪オープンの主催者にとっては喜ばしいニュースとなった。

 出場を決意したとはいえ、ワウリンカにとって5セットマッチを戦い抜くのは簡単なことではない上に、高温が予想される中での試合は久しぶりのこととなる。トップ選手との練習試合でもあまり多くのセットを奪えず、大会では先まで勝ち進めない可能性があることも自覚している。

「スタニマル(Stanimal)」というニックネームを持つワウリンカは、「ラファ(ナダル)やノバク、(トマス・)ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)、(ガエル・)モンフィス(Gael Monfils、フランス)、(グリゴール・)ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と練習した。あまりたくさんセットを取ることはできなかったが、それは重要なことではない。この数か月は、週を追うごとにプレー時間を増やし、相手のレベルも上げていった」と話した。

「それが目標だった。ここに来て、1日3~4時間練習し、膝がどれくらい持ちこたえられるか確認していた」 (c)AFP