【1月12日 AFPBB News】新春の風物詩「青梅だるま市」が東京都青梅市で12日に開かれた。旧青梅街道沿い約600メートルにわたって200を超える屋台や露店が並び、赤や金、招き猫形など大小さまざまなだるまを買い求める客たちでにぎわった。

 同市のだるま市は、400年以上前の物々交換の市までさかのぼると言われている。養蚕が盛んだった当時は「まゆ玉」が中心だったが、200年前から縁起物のだるまも売られるようになり現在の市になった。

 近隣の住吉神社(Sumiyoshi Shrine)にお焚(た)き上げのための古いだるまを納めた八王子市の斎藤和子(Kazuko Saito)さんは、「去年は孫も増えるなどいいことがあった。今年も家内安全と家族の健康のために」と、新しく買っただるまに願いを込めた。(c)AFPBB News