【1月13日 CNS】通信機器大手ファーウェイ(Huawei)が、自社の知的財産権を侵害しているとして韓国の電機大手サムスン電子(Samsung Electronics)を訴えていた裁判の一審判決が11日、中国・深セン市(Shenzhen)の深セン中院知的財産権裁判所であった。中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、裁判所はサムスンの知的侵害を認定し、侵害の即時停止と、製造と販売のほか、委託販売で市場に出ている侵害製品の販売などを禁止する判決を下し、ファーウェイの訴えを認めた。

 ファーウェイは2016年5月、自社の無線通信の発明特許を守るためだとして、サムスンの米国、中国の現地法人をそれぞれ相手取って提訴していた。

 判決を受け、ファーウェイは報道機関に対し、「今後も互いを尊重し保護しあう中で、知的財産によってさらなる研究開発の投入による成果を出し、業界の持続的、健康的な発展とイノベーションを促進していけると信じている」とコメントした。

 また、今回の判決について「中国の知的財産の司法による保護環境が、強固であることを改めて具体的に示してくれた」とも述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News