【1月14日 AFP】テニス、シドニー国際(2018 Sydney International)は13日、男子シングルス決勝が行われ、予選勝者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)がワイルドカード(主催者推薦)のアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を1-6、6-4、7-5で下し、自身初のツアータイトルを獲得した。

 メドベージェフは第1セットを落としながらもそこから巻き返し、今大会7連勝を飾ってタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)と対戦する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)初戦に向けてしっかりと準備を整えた。

 メドベージェフは全豪を見据えて「この勝利にも謙虚になる必要がある。この大会を制したことは良いことだけど、全豪では数ラウンドは勝ち上がりたいから。特にタナシとの試合でコートに戻るのは、かなりきついことになるだろう。メルボルンの観客は彼のために熱狂するだろうから。5セットマッチだから、16日に向けて体調を整えられるようにしっかりと回復していきたい」とコメントした。

 一方18歳のデミノーにとって、この2週間は素晴らしいものになった。今大会ではブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を下してファイナリストとなり、前週のブリスベン国際(Brisbane International 2018)ではミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)から金星を挙げて4強入りを果たした。

 デミノーは「ジェットコースター状態だった。でも正直それ以外の道はなかった。一瞬一瞬を楽しんだ。スリリングだったし、ただこれを続けていきたい。とても満足している。努力を重ねてきたし、結果が出るのが見られるのは嬉しい」と語った。(c)AFP