【1月12日 AFP】フランス・プロサッカーリーグ連盟(LFP)でディレクターを務めるディディエ・キヨ(Didier Quillot)氏は11日、ゴールライン・テクノロジー(GLT)の使用を「即時停止する」と発表した。

 10日に行われたフランスリーグ杯(French League Cup 2017-18)準々決勝で2度のエラーがあったことを受けた今回の決定は、LFPが管轄するリーグ1と同杯の全試合で適用される。

 キヨ氏は「昨夜のアミアン(Amiens SC)対パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦で、GLTがレフェリーの時計に振動を送らなかった。また、アンジェSCO(Angers SCO)対モンペリエ(Montpellier HSC)の試合では、GLTが誤ってレフェリーの時計を振動させた」と説明。今回の誤作動は「受け入れられない」とした上で、現行のシステムは「信頼性に欠く」と続けた。

 LFPは先月、さらなる不具合が生じた場合はGLTの使用を終了すると、提供会社である「ゴールコントロール(GoalControl)」に警告しており、すでに来季のリーグ1での導入を見据え、リーグ杯でも準々決勝以降のラウンドでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を試験運用していた。(c)AFP