【1月12日 AFP】ロシア・プレミアリーグのFCゼニト(FC Zenit)を率いるロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)氏が11日、次期イタリア代表監督に就任してW杯(World Cup)制覇の夢をかなえたいと語った。

 現在53歳のマンチーニ氏は、チェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督やバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督らと共に、W杯で4度の優勝経験を誇るイタリア代表の次期監督候補に名前が挙がっている。

 現役時代はイタリア代表として通算36試合に出場し、4ゴールを挙げるなど、10年に及ぶ代表キャリアでは母国開催の1990年W杯で3位も経験したマンチーニ氏は、ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙で「私には選手として成しえなかったW杯制覇を、代表監督として実現するという夢がある」と語った。

「選手、そして監督として、40年間毎日ピッチで仕事をしてきた。まだ私は若いし、代表チームを終えてからクラブの仕事に戻ることだってできる」

「これまでもビッグクラブで働き、勝利を収めてきた。代表チームの指揮を執るのは美しいことだ。もしそうなれば光栄だし、誇りの源になるだろう。そしてW杯や欧州選手権(UEFA Euro)を制すことができたら、なおさらね」

 イタリア代表は昨年11月、W杯出場を60年ぶりに逃したことでジャンピエロ・ヴェントゥーラ(Giampiero Ventura)前監督が解任された。後任は今月29日に行われるイタリアサッカー協会(FIGC)の会長選後に決まることになっているが、最終決定は6月まで下されないとカルロ・タベッキオ(Carlo Tavecchio)現会長は話している。(c)AFP