【1月11日 AFP】女子テニス、世界ランク3位のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が10日、太もものけがを理由に、トップシードで出場していたシドニー国際(2018 Sydney International)を棄権した。

 前週のブリスベン国際(Brisbane International 2018)では、試合中にけいれんを起こして途中棄権を余儀なくされていたムグルサは、6-3、7-6(8-6)でキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)に勝利した同日の2回戦中にメディカルタイムアウトを要求していた。

 開幕が来週に迫っている全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の優勝候補に挙げられているムグルサは、試合後に大会からの棄権を申し出たことで、準々決勝で対戦する予定だったダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)の4強入りが確定している。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を制したムグルサは、女子テニス協会(WTA)のドクターや自身のチームと話し合った上で棄権を決めたとした上で、練習中に感じた右内転筋の痛みは試合中に悪化したが、最後まで終えることを優先したと説明している。

 そのほかの試合では、アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)が7-6(7-4)、6-0で予選勝者のキャサリン・ベリス(Catherine Bellis、米国)を退け、同じく予選から勝ち上がってきたカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)との準々決勝へ駒を進めている。(c)AFP