【1月11日 AFP】本人の同意なく裸の写真を投稿されたとしてアイルランドの少女が交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)を訴えた裁判で、フェイスブックが賠償金の支払いに応じ和解していたことが分かった。少女側の弁護士が10日、AFPに明らかにした。

 訴訟は2014年、当時14歳だった少女側が、フェイスブック上の恥をかかせるためのページに裸の写真を何度も投稿されたとして起こしていたもの。

 少女側はフェイスブックに対し、過失、個人情報の不正使用、情報保護法違反などで損害賠償を要求。裁判では、こうした写真の投稿は児童虐待に当たるとも主張していた。

 弁護士によると、フェイスブックはこのほど「行動の代償を支払う」ことに同意。金額などは公表しない条件になっているという。

 フェイスブックの広報担当者は、ユーザーの声に耳を傾けて常にサイトの向上を図っていくと表明。元交際相手の裸の画像などをインターネット上に投稿する「リベンジポルノ」についても、対策を講じていると述べている。(c)AFP