【1月11日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が10日、クラブとの契約延長にサインし、2020年までチームを指揮することが決まったと明かした。

 監督はヌマンシア(CD Numancia)とのスペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)5回戦第2戦の試合後、「すでにサインしている」と明かした。レアルはこの試合に2-2で引き分けたが、2戦合計スコア5-2で勝ち上がった。

 レアルの監督に就任して以来、獲得可能な10個のトロフィーのうち8個を手に入れる文句なしの実績を残してきたジダン監督だが、このところはリーグ戦で首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点16差をつけられ、苦しい時期を過ごしている。

 45歳の指揮官は「日々の仕事を楽しんでいるし、監督の仕事とはそういうものだ。2年後、3年後のことは想像できないし、想像するものでもない。この世界のことはわかっている。ここでは何も保証されない。この契約があってもそれは変わらない」と話した。

 この日のレアルは、控え組中心のメンバーで苦しみながら国王杯8強入りを果たした。監督はリーグ戦や来月行われるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝トーナメント1回戦も頭に入れながら、主力に休養を与えたが、試合内容は周囲を納得させるには程遠いものだった。

 チームは前半11分と後半14分にルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)がゴールを決めたものの、相手のギレルモ(Guillermo Fernandez Hierro)にハーフタイム直前と後半37分にゴールを許し、格下相手に2回追いつかれた。終了間際にはヌマンシアに退場者が出たが、点数は動かなかった。(c)AFP