【1月12日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は11日、男子シングルスのドローが発表され、大会連覇を狙うロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、世界ランキング51位のアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、スロベニア)と初戦で顔を合わせることが決定した。

 メルボルンで自身6度目の優勝を果たし、四大大会(グランドスラム)のタイトル数を20に伸ばしたい36歳のフェデラーは、順調に勝ち進めば4回戦でミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)、準々決勝でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)とぶつかる可能性がある。

 一方、大会第2シードのフェデラーと反対のトップハーフに入った王者ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、世界ランク81位のビクトル・エストレーリャ・ブルゴス(Victor Estrella Burgos、ドミニカ共和国)と初戦を戦うことが決まった。

 膝の問題を理由に今季初戦のブリスベン国際(Brisbane International 2018)は欠場したナダルだが、15日の開幕へ向けてメルボルンで行われているエキシビション大会で調整を続けており、順当にいけば準々決勝で世界6位のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と相まみえるドローになった。

 また、今年は第14シードとして大会に臨むノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、1回戦でドナルド・ヤング(Donald Young、米国)、2回戦ではガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と激突する可能性のあるドローとなり、7度目の優勝へ向けて序盤で難敵と当たることになった。

 グランドスラム通算12勝のジョコビッチは、右肘の故障で昨年7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以降は実戦から遠ざかっていたが、現在開催中のエキシビション大会、クーヨン・クラシック(Kooyong Classic 2018)では、世界5位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)からストレート勝ちを収めている。

 膝の手術により、こちらもウィンブルドン以降はツアーから離れていた元全豪覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)はリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)と、世界3位のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)は予選勝者と、それぞれ初戦を戦うことになっている。

 日本人選手では、杉田祐一(Yuichi Sugita)が第8シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)、ダニエル太郎(Taro Daniel)がジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau、フランス)、西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が第27シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)と、初戦突破をかけて対戦する。(c)AFP