【1月10日 AFP】(更新)中米ホンジュラス沖で9日、マグニチュード(M)7.6の強い地震が発生した。カリブ海(Caribbean Sea)沿岸一帯に津波が発生する恐れがあるという。被害状況や負傷者の情報はわかっていない。

 米地質調査所(USGS)によると、地震の震源はグレートスワン島(Great Swan Island)東部沖44キロで、震源の深さは浅いとみられている。

 米国の太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は当初、「震央の1000キロ以内に位置する沿岸部に危険な津波が到達する可能性がある」としたものの、後に津波の脅威は去ったとして警報を解除した。

 一方、キューバ、メキシコ、ホンジュラス、ベリーズ、ジャマイカでは、0.3メートルから最大1メートルの津波の恐れがあるとして警戒が呼び掛けられた。

 USGSの地震被害予測システムPAGERは、今回の地震について、犠牲者や被害が発生する可能性は低いとしている。

 USGSによると、地震が発生した周辺の地域は耐震構造の建築物もあるものの、多くの住民は地震の揺れに弱い建物に住んでいるという。(c)AFP