【1月10日 AFP】中国でロバ肉バーガーにかじりつくときは用心した方がいい――本当は馬肉か豚肉、ラバ肉かもしれないからだ。

 調査報道によってロバ肉で有名な街の一部の食肉業者が代用品としてより安価な肉を使うというあくどい陰謀に関与していたことが明らかになった。これを受け中国当局は上記のような警告を出した。

 国営新華社(Xinhua)通信などによると、中国全土、特に首都北京の飲食店が偽のロバ肉を仕入れていた。

 非公式ながらロバ肉バーガーの本場をうたう北部河北(Hubei)省河間(Hejian)市の当局は8日、緊急会議を開いて調査を開始。事態の深刻さをうかがわせた。

 同当局はいかがわしいロバ肉を生産した業者を処罰すると表明した。ロバ肉は北京を初めとする中国全土に出荷されていた。

 ロバ肉バーガーは通常、小さく切って蒸し煮にした肉をパンで挟んだもの。特に中国北部で人気が高く、「天には竜の肉があり、地上にはロバの肉がある」と言われるほどだ。(c)AFP