【1月10日 AFP】北朝鮮が2月に行われる平昌冬季五輪への参加を表明したことについて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は9日、「大きな前進」だと評した。

 北朝鮮の核開発計画をめぐる緊張が高まる中で、両国は9日、2年以上ぶりに当局間の会談を実施。その後、北朝鮮が平昌大会への参加を表明した。北朝鮮は、1988年のソウル五輪はボイコットしていた。

 これを受けてバッハ会長は「五輪の精神からみて大きな前進だ」と話した。

 広報によれば、IOCは今後「会談の正式な報告書と提案書」が届くのを待ってから「北朝鮮の参加や代表選手の氏名と人数、参加の形式(国旗、国歌、式典など)などが関係している提案の方を中心に前向きかつ建設的に話し合い、それをふまえて理事会が決断する」という。(c)AFP