【1月9日 AFP】サッカーブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)のFCバルセロナ(FC Barcelona)への移籍が8日、正式に完了した。イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から1億6000万ユーロ(約218億円)の移籍金で加入した25歳は、自身の「夢」だったという新天地でタイトル獲得を誓った。

 史上3番目に高額な移籍金でスペイン1部リーグのバルセロナと5年契約を結んだコウチーニョは、ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長が同席した入団会見で「私にとっては光栄、非常に光栄なことだ。それと同時に、ここに来ることは夢でもあった」と話した。

「私には目標がある。ここに来ること、ハッピーになること、そしてタイトルを獲得し、楽しむことだ。それしか頭にない」

 また、現在国内リーグで首位を走るバルセロナは、昨夏の市場から移籍金が高騰する中で、リバプールが当初要求してきた2億ユーロ(約270億円)から大幅な値下げがあったことを明かしており、ジョルディ・メストレ(Jordi Mestre)副会長は「契約上の問題やリバプール側の希望で正確な数字を伝えることはできないが、(金額の面で)非常に大きな値下げがあった」とコメントしている。

 同日には本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でユニホーム姿も披露したコウチーニョだが、クラブは同選手が太ももを負傷していることを発表しており、デビューは今月末まで遅れる見通しとなっている。(c)AFP/Daniel BOSQUE/Jean DECOTTE