【1月9日 AFP】同性婚が合法化されたオーストラリアで9日、男子陸上選手2人が午前0時を回るのを待って結婚式を挙げた。先月8日に発効した法律では届け出から原則30日間の待期期間が設けられており、国内の同性婚はこの日が事実上の「解禁」日。有望なスポーツ選手カップルがその先陣を切った。

 挙式したのはコモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games、英連邦競技大会)の陸上選手、ルーク・サリバン(Luke Sullivan)さん(23)とクレイグ・バーンズ(Craig Burns)さん(29)。ニューサウスウェールズ(New South Wales)州郊外カルール(Carool)で日付が9日に変わった直後、花火が打ち上げられる中で結婚の誓いの言葉を述べ、キスを交わした。

 歴史的な改革となった同性婚法は、オーストラリア元首でもある英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の承認を得て昨年12月8日に発効。しかし同性婚が可能となるのは結婚を届け出てから30日後となるため、特例で12月中に結婚したカップルを除けば1月9日が最短の同性婚可能日となっていた。

 現在、同性婚を合法化している国は欧州の16か国を含めて20か国余りある。(c)AFP/Glenda KWEK