【1月8日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2018)は7日、第2ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のシリル・デプレ(Cyril Despres、フランス)が四輪部門でステージ優勝を飾った。

 総合首位に立ったデプレは、チームメートで前回王者のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)に27秒差、トヨタ(Toyota)のジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)に5分44秒差をつけている。

 ダカールラリーの二輪部門で通算5度の総合制覇を誇るデプレは「素晴らしい一日だった」と話し、「自分たちの車がこういった状況になるのは初めてだ。砂丘は難なく登ることができ、台地もソフトだった。カルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)を筆頭にほかの選手が砂に立ち往生していたけれど、われわれはそれを回避した」 とコメントした。

 ブランデーで知られるペルーのピスコ(Pisco)で行われたレースでは、初日にブレーキの故障で出遅れたプジョーのセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)も巻き返して総合4位に浮上している。世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇り、ダカールラリー初制覇を目指すローブは「きのうよりうまくいった」と語った。

 ステージ3位に入り、プジョーの上位独占に貢献したローブは、砂丘でベストポジションを見つけるのに苦戦したと明かし、「前走車の跡を見失いたくなかったので、われわれは常に後についていった。位置の確認地点を見失っていたらロスが大きくなっていた。終盤は懸命に跡を探した。良い状態でペルーを抜け出したかったんだ」 と述べた。

 第1ステージを制したトヨタのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は、コ・ドライバーの体調不良の影響もあり出遅れた。 また、砂浜にタイヤを取られたトヨタのルシオ・アルバレス(Lucio Alvarez、アルゼンチン)は、車が横転したものの、無傷で抜け出している。

 二輪部門では、ホンダ(Honda)のホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)が通算20度目のステージ優勝を飾り、総合4位から首位に浮上した。(c)AFP