【1月8日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルム郊外の地下鉄駅前で7日、爆発があり、男性1人が死亡、女性1人が軽傷を負った。ただ警察は、テロ攻撃ではないという見方を示している。

 爆発は同日午前中、同市南郊フッディンゲ(Huddinge)のバルビーゴード(Varby gard)駅で発生。

 警察報道官がAFPに語ったところでは、死亡した60代の男性が「地面から物を拾い上げたところ、たちまち爆発」し、男性は搬送先の病院で死亡。また45歳の女性が顔にけがをしたという。

 地元日刊紙エクスプレッセン(Expressen)とアフトンブラデッド(Aftonbladet)は、爆発したのは手投げ弾だったと報じている。

 同警察報道官は、技術者らが調査中で断定は時期尚早ながらも「(死傷した)2人を狙ったことを示す証拠はない」と語るとともに、テロ行為を示唆する要素もないと明かした。

 スウェーデン警察が昨年発表した報告によると、欧州内で犯罪組織が手投げ弾を最も多く使うのが同国で、その多くは旧ユーゴスラビアからのものだという。(c)AFP