【1月7日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2018)は6日、開幕を迎え、2度の総合優勝を誇るトヨタ(Toyota)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が、前年王者のプジョー(Peugeot)勢を抑え、第1ステージを制した。

 2011年と2015年にダカールを制しているアルアティアは、ペルーのリマからピスコ(Pisco)までのスペシャルステージ(競技区間)32キロメートルという短距離の砂漠ステージを21分51秒で走破した。

 一方、世界ラリー選手権(WRC)9連覇の実績を持ち、初のダカール総合優勝を狙うプジョーのセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)にとっては、悪夢のような一日となった。マシンのブレーキが故障したローブは、首位から5分37秒遅れで初日のステージを終えている。

 トヨタのベルンハルト・テン・ブリンケ(Bernhard Ten Brinke、オランダ)が25秒差の2位に、ボルクヴァルト(Borgward)のニコラス・フックス(Nicolas Fuchs、ペルー)が34秒差の3位に入った。

 二輪部門では、連覇を目指すKTMのサム・サンダーランド(Sam Sunderland、英国)が開幕ステージで勝利。ヤマハ(Yamaha)のアドリアン・ファン・ビベレン(Adrien Van Beveren、フランス)が2位に、ハスクバーナ(Husqvarna)のパブロ・キンタニージャ(Pablo Quintanilla、チリ)が3位に入った。(c)AFP