【1月7日 AFP】テニスの男女混合国別対抗戦、第30回ホップマンカップ(Hopman Cup XXX)は6日、オーストラリア・パース(Perth)で決勝が行われ、スイスがドイツを下して通算3度目の優勝を飾った。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で連覇を目指すロジャー・フェデラー(Roger Federer)は、第1セットを落としながらも世界ランク4位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)を6-7(4-7)、6-0、6-2で下したが、ドイツもアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)が6-4、6-1でベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)を退けて巻き返した。

 それでもスイスペアは、最終試合の混合ダブルスを4-3(5-3)、4-2のストレートで制した。

 母国をタイトルに導いたフェデラーは、元チームメートであるマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏が自身のキャリアに与えた影響について敬意を表した。

 現在36歳のフェデラーは、2001年にヒンギス氏とペアを組んで以来2度目の優勝を飾った。当時19歳のフェデラーは、ATPツアーでの優勝も果たせていなかった。

 フェデラーは、パースでヒンギス氏と過ごした時間は、19度の四大大会(グランドスラム)制覇を遂げた自身のキャリアに計り知れない影響を与えたと語った。

「彼女を見ながら、若いのにどうしたらにこんな精神的に強く、安定していられるのだろうと思った」

「努力と献身によって大きく成功できるのだと感じさせられた。若かった自分はそういうことは信じていなくて、才能によるものだと思っていた。彼女が、今の私という選手を形作るのを手助けしてくれたのは間違いない」

 ヒンギス氏は四大大会優勝と世界ランク1位獲得の最年少記録を持っており、そのキャリアで四大大会通算5勝を挙げ、209週間にわたって世界ランク首位を維持した。(c)AFP