【1月6日 AFP】米ツイッター(Twitter)は5日、世界の指導者らがツイッターで「物議を醸す」意見を表明したとしても、そのアカウントをブロックしない方針を示した。

 数日前にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が米国の核兵器の使用をほのめかすツイートしたため、ツイッターは暴力の脅しを認めるのかという批判が巻き起こったことを受けて、米カリフォルニア州を拠点とするツイッターはブログで今回の発表を行った。

「世界の指導者をツイッターからブロックしたり、その物議を醸すツイートを削除したりすることは、人々が見て議論するために必要な重要な情報を隠すことにつながりかねない。指導者の口を封じることはならないが、間違いなくその発言と行動についての必要な議論を阻害することになる」

 ツイッターはトランプ氏や同氏が今週投稿した「自分も核のボタンを持っていて、それは北朝鮮のものよりはるかに大きく、はるかに強力だ」という内容のツイートに特に言及することはしなかった。

 一方、政治的指導者の特定のツイートが規約に反した場合にツイッターが当該ツイートを削除する余地は残されている。

 ツイッターは声明で「わが社は指導者たちのツイートをその政治的文脈の中で検討し、しかるべくわが社のルールを適用していく」と述べた。(c)AFP