【1月5日 AFP】2017-18スキージャンプW杯は4日、オーストリアのインスブルック(Innsbruck)で伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)第3戦を兼ねた個人第10戦が行われ、カミル・ストフ(Kamil Stoch、ポーランド)が好調を維持し、3連勝を飾った。

 12月30日に行われたドイツ・オーベルストドルフ(Oberstdorf)での第1戦、1日に行われた同国ガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)での第2戦に続く勝利を飾ったストフは、2002年にスヴェン・ハンナバルト(Sven Hannawald)氏が史上初めて達成したジャンプ週間4連勝の偉業に向けて、順調に進んでいる。

 ストフは1本目に130メートル、2本目に128.5メートルを記録して合計270.1点とし、同256.6点のダニエル・アンドレ・タンデ(Daniel-Andre Tande、ノルウェー)を2位、同253.5点のアンドレアス・ウェリンガー(Andreas Wellinger、ドイツ)を3位にそれぞれ抑え込んだ。

 ソチ冬季五輪2冠のストフは2年連続のジャンプ週間制覇が確実視されており、平昌冬季五輪を間近に控えて大きな弾みを付けることになる。

 総合首位に立つリヒャルト・フライタク(Richard Freitag、ドイツ)は1本目で転倒し、2本目を棄権した。

 小林潤志郎(Junshiro Kobayashi)は合計239.4点で6位だった。

 第4戦は6日にオーストリアのビショフスホーフェン(Bischofshofen)で行われる。(c)AFP