【1月8日 東方新報】中国が開発した水陸両用機AG600がこのほど、広東省(Guangdong)の珠海金湾空港(Zhuhai Jinwan Airport)で初飛行を行った。

 同国内では、大型輸送機Y-20、大型旅客機COMAC C919に続く大型飛行機で、水陸両用機としては世界最大。

 AG600は森林火災の消火活動や、海難救助活動のために開発された。森林火災に際しては、最大12トンの消火用水を20秒以内で充てんし、4000平方メートル以上の範囲を消火できる。数回に分けた放水も可能だ。

 海難救助活動の際は、2メートルの高波といった大荒れの気象条件下でも対応でき、一度に50人の救出が可能だという。海上では、船舶の10倍の速さで現場に駆け付けられるというメリットもある。(c)東方新報/AFPBB News