【1月5日 AFP】北欧デンマークの首都コペンハーゲン(Copenhagen)のバーで、「世界一高価」とされるウオッカのボトルが盗まれる事件があり、警察が捜査を開始した。バーのオーナーは、店の関係者による犯行の可能性があるとしている。

 ルッソ・バルティック(Russo-Baltique)が製造したこのボトルは、ホワイトゴールドとイエローゴールドでできており、キャップにはダイヤモンド1粒があしらわれたロシア国章の双頭ワシのレプリカがついている。

 130万ドル(約1億4700万円)相当の価値があるとされ、米の人気政治ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段(House of Cards)」にも登場した。

 AFPが入手した防犯カメラの映像には、コペンハーゲンのバー「Cafe 33」で2日早朝、覆面の男がボトルを持ち去る様子が映されている。

 バーのオーナーによると、ボトルはロシアの実業家から貸借したもので、保険はかけられていなかった。(c)AFP