【1月5日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)は4日、5回戦第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2本のPKにも助けられて3-0で2部のヌマンシア(CD Numancia)に勝利した。一方、スター選手を休養させたFCバルセロナ(FC Barcelona)は1-1でセルタ(Celta de Vigo)と引き分けている。

 敵地エスタディオ・ロス・パハリトス(Estadio Los Pajaritos)でレアルは、多くはなかった先発クラスのメンバーの一人として試合に臨んだギャレス・ベイル(Gareth Bale)が、前半35分にPKを決めて先制。

 後半に入り、ヌマンシアのイニゴ・ペレス(Inigo Perez)が放った約40メートルのシュートがクロスバーをたたきひやりとさせられたレアルだったが、途中出場のイスコ(Isco Alarcon)が再びPKから追加点を決めると、終了間際にはボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)が3点目を挙げて勝負を決めた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「後半は多少問題があったが、重要なのは結果。われわれにとって良い結果だった」と語った。

 一方でバルサのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、前線のリオネル・メッシ(Lionel Messi)やルイス・スアレス(Luis Suarez)に加え、主将のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)、守護神のマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)、イヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)を先発から外した。

 先発メンバーの多くが変更となりながらも、バルサは前半15分にホセ・アルナイス(Jose Arnaiz)のゴールで先制したが、その後はセルタに主導権を奪われ、同31分にはピオネ・シスト(Pione Sisto)の同点弾を許した。

 この試合では、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からバルセロナに加入したながらも、移籍後3試合目となった昨年9月16日のヘタフェ(Getafe CF)戦でハムストリングを断裂していたウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が、残り時間約20分のところで途中出場を果たした。

 第2戦は11日にバルサの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる。(c)AFP