【1月4日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するロンゾ・ボール(Lonzo Ball)の弟2人が3日、プロとしてのキャリアを開始するリトアニアに到着した。

 ボール家をめぐっては、三兄弟の父ラバー(LaVar Ball)氏が昨年、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とツイッター(Twitter)上で騒動を起こして以来、世界的な注目が集まっている。

 事の発端は昨年11月、19歳の次男リアンジェロ(LiAngelo Ball)が在籍していたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のチームメート2人と共に、遠征先の中国で万引きをはたらいて逮捕されたこと。

 後にリアンジェロはトランプ大統領の助けを受けて帰国したが、ラバー氏が助力を過小評価する態度を取ったことで、同大統領から「彼らを刑務所に入れたままにしておくべきだった」といった発言が飛び出し、物議を醸していた。

 その後、UCLAがリアンジェロに出場停止処分を科したことを受け、ロンゾ以外の息子2人をリトアニアのチームと契約させたラバー氏は3日夜、到着した首都ビリニュスの空港で「息子たち全員をレイカーズに入れるつもりだが、まずはここで少し楽しもうと思う」と報道陣に語った。

 リアンジェロと16歳の三男ラメロ(LaMelo Ball)は今月9日にも、人口1万人の町プリエナイ(Prienai)に拠点を置くプロチーム、ヴィータウタス(Vytautas)でプロとしての第一歩を踏み出す予定。(c)AFP/Vaidotas Beniusis