【1月5日 CNS】中国の「3大通信」と呼ばれる通信大手のうち「中国電信(China Telecom)」と「中国移動(China Mobile)」の2社がそれぞれ、会社形態を国有独資会社に変更した。変更前後ともいずれも国有企業のままだが、出資形態が異なる。

 中国電信は12月21日、「中国電信集団公司」が国有独資会社となり、社名を「中国電信集団有限公司」へ改めたと発表した。同25日には、中国移動が、同グループの運営体制を全民所有制企業から国有独資会社に変更したと発表し、社名を「中国移動通信集団公司」から「中国移動通信集団有限公司」に変更し、業務、資産、債権・債務などをすべて新会社が引き継ぐと発表した。

「3大通信」の残りの1社である「中国聯通(China Unicom)」は、子会社の「聯通運営公司」が昨年8月、中国IT大手のテンセント(Tencent)、百度(Baidu)、アリババ(Alibaba)、京東(JD.com)などの協力会社と、戦略提携の枠組協議を結んだと発表している。(c)CNS/JCM/AFPBB News