【12月30日 AFP】米アップル(Apple)の役員会がティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)に対し、安全確保と効率性の観点から「すべての出張と私的な旅行」で自家用機を使用するよう通告していたことが分かった。同社が今週、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかになった。

 この書類は、「当社(アップル)の世界的な知名度と、CEOとしてのクック氏の本質的に非常に目立つ役割を考慮し、安全確保と効率性のために」今年からこの方策を実施したとしている。

 なお、書類によれば、クック氏の今年の報酬額は300万ドル(約3億4000万円)の給与にボーナスを加えた約1280万ドル(約14億4000万円)。同社の他の役員らに比べるとはるかに少ないものの、クック氏はこれ以前に8900万ドル(約100億円)相当の株式報酬も受け取っている。(c)AFP