【12月29日 AFP】1億円相当の宝くじ当たり券の所有権をめぐり、タイでDNA鑑定が行われることになった。購入した後で紛失したと訴える教師の男性(50)と、当せん金を受け取った元警官(62)との間に起きた論争の決着をつけるためだ。

 教師は、先月抽せんが行われた宝くじで当たったくじ券5枚を紛失したと訴え出た。当局が調べたところ、紛失したとされる当たり券の当せん金3000万タイバーツ(約1億円)は、西部カンチャナブリ(Kanchanaburi)県在住の元警官が既に受け取っていることが分かった。

 教師と元警官の双方が当せん金は自分のものだと主張したため、警察の科学捜査班が介入。宝くじの半券に残った指紋をDNA鑑定し、2人のうちどちらの指紋と合致するかを確認することとなった。司法当局によると、結果は来月明らかになるという。(c)AFP