【1月4日 CNS】中国国際電子商務センター(CIECC)国内取引情報センターと、中国Eコマース大手「京東(JD.com)」戦略研究院が共同でまとめた『中高年インターネットショッピング消費発展報告』が、中国商務部の公式サイトで発表された。報告によると、消費規模は急速に拡大し、高級志向になっているほか、国産商品の消費も増えてきているという。

 コミュニケーションツールとしての携帯電話の消費が急増しており、中国の家庭が徐々に核家族化していることが背景にあると報告書は指摘している。

 中高年の心身の健康への関心の高まりを反映して、健康関連商品やパソコン周辺機器などの消費も増えてきている。化粧品や衣類などの消費も増えており、中高年の好みがより若く、おしゃれになってきているという。

 また、地域的な広がりも見せている。都市部の中高年だけでなく、内陸部の中高年の消費も増えてきており、今後は都市部を追い抜く勢いで全国に浸透していくだろうとしている。

 今後の課題としては、商品開発が消費者の好みに追いついていなことや、アフターサービスの欠如などを挙げ、政府の関連部門が監督・管理を強化し、消費環境を改善することで、消費促進につなげるよう提案している。また、流通関連企業が、さらに一歩進んだサービスを提供するため、流通チャネルの開拓を提案している。(c)CNS/JCM/AFPBB News