【12月28日 AFP】カナダの大半と米国北部は今週、強い寒波に襲われており、27日には米国のオハイオ州でホームレスの男性が凍死、ペンシルベニア州ではブルドーザーによる除雪作業が必要なほどの大雪に見舞われた。

 カナダでは、人口の集中するオンタリオ(Ontario)州やケベック(Quebec)州を含む多数の地域に極寒注意報が出された。カナダ環境・気候変動省によると、同国で最も気温の低かった地点は氷点下42.8度を記録したオンタリオ州アームストロング(Armstrong)。トロントでは氷点下15度、オタワでは氷点下25度をそれぞれ記録した。

 米国でも各地に厳しい寒波が到来し、26日にはミネソタ州ダルース(Duluth)で氷点下37.7度、ノースダコタ州マイノット(Minot)で氷点下29度を記録。

 米オハイオ州の地元メディアが警察とホームレス支援団体の話として伝えたところによると、同州シンシナティ(Cincinnati)中心部のバス停でホームレスの男性が凍死した。

 米ペンシルベニア州エリー(Erie)では、クリスマスの25日を含む26日夜までの48時間の積雪が147センチと過去最多を記録。当局によって非常事態宣言が出された。(c)AFP