【12月27日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)からフリーエージェント(FA)になっていたC・C・サバシア(C.C. Sabathia)投手が26日、ヤンキースと正式に1年間の契約を結び直し、同球団で10年目のシーズンに臨むことになった。年俸は1000万ドル(約11億3000万円)と報じられている。

 昨季は8月に右膝を負傷したサバシアだが、レギュラーシーズン14勝5敗、防御率3.69の成績を残すと、10月にはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)にア・リーグ優勝決定シリーズで敗れはしたものの、ワールドシリーズまであと1勝と躍進したチームに貢献した。

 ヤンキース通算では計9シーズンで255試合に先発登板して120勝73敗、防御率3.75を記録し、2009年にはワールドシリーズ制覇も経験した。再契約が決まったサバシアは、田中将大(Masahiro Tanaka)、ソニー・グレイ(Sonny Gray)、ルイス・セベリーノ(Luis Severino)とともに先発ローテーションに入るとみられる。

 サバシアはポストシーズン敗退が決まった後「今のヤンキースは若いチームで、この敗退は今後の大きな糧になるだろう。ここは自分の家だし、チームの成長を見届けたい」と話していた。

 メジャー通算17シーズンで2846奪三振、3317投球回はいずれも現役選手では最多。クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)とミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee Brewers)、そしてヤンキースで通算237勝146敗、防御率3.70の成績を残している。

 サバシアには他にロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)とトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)も興味を示していた。(c)AFP