【12月27日 AFP】(写真追加)西アフリカのリベリアで26日、大統領選の決選投票が行われ、開票作業が始まった。決選投票は世界的に有名な元サッカー選手のジョージ・ウェア(George Weah)氏(51)と現副大統領のジョゼフ・ボアカイ(Joseph Boakai)氏(73)の一騎打ち。勝者が、アフリカ初の民選女性大統領で、2期の任期満了を迎えるエレン・サーリーフ(Ellen Sirleaf)氏の後任に就任する。

 選挙管理委員会によると、結果は数日以内に明らかになるとみられており、民主的な政権移譲が実現すれば、リベリアでは1944年以来初となる。

 ボアカイ氏の統一党(Unity Party)が選挙監視委員会に対し、第1回投票の実施をめぐり法的な異議申し立てを行ったため、決選投票は7週間も延期されていた。

 ウェア氏はフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)やイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)など欧州のビッグクラブでプレーしていた。

 ボアカイ氏は現職の後継候補とみられている。長年にわたり公職に就いており、汚職と無縁の家族を大事にする男性というイメージで称賛を得ている。一方、副大統領在職中に貧困対策に失敗したという批判の声もある。(c)AFP/Philippe Siuberski and Zoom Dosso