【12月26日 AFP】名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』(1965年)の次女役で知られるヘザー・メンジース(Heather Menzies)さんが24日、死去した。68歳。

 同映画の著作権を保有するロジャース&ハマースタイン(Rodgers and Hammerstein Organization)はウェブサイトで「ヘザー・メンジース・ユーリック(本名)さんのご逝去を悼みます」と公表した。

 公開から半世紀以上たっても世界中で愛されているサウンド・オブ・ミュージックで、メンジースさんはクリストファー・プラマー(Christopher Plummer)氏が演じるフォン・トラップ大佐の次女ルイーザを演じた。当時は10代の少女だった。

 米芸能情報サイト「TMZ」や米娯楽誌「バラエティ(Variety)」の電子版はメンジースさんの息子ライアン・ユーリック(Ryan Urich)さんの話として、脳腫瘍を患っていたメンジースさんはクリスマスイブに、家族に見守られ息を引き取ったと伝えている。

 メンジースさんはカナダのトロント生まれ。夫の米俳優のロバート・ユーリック(Robert Urich)さんを2002年にがんで亡くした後、がんの研究や患者を支援するロバート・ユーリック財団(Robert Urich Foundation)を設立していた。(c)AFP