【12月26日 AFP】17-18NBAは25日、各地で試合が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は25得点のケビン・デュラント(Kevin Durant)と24得点のクレイ・トンプソン(Klay Thompson)が試合終盤に重要なカギを握る活躍をみせ、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に99-92で勝利した。

 NBAファイナルで昨季まで3季連続で対戦したキャバリアーズとのクリスマスゲームに臨んだウォリアーズは、ここ13試合で12勝目を飾り、今季の通算成績を27勝7敗に更新。対するキャバリアーズは、通算24勝10敗に後退した。

 第4クオーターにウォリアーズが90-81とこの日最大のリードを奪ったものの、キャバリアーズは激しい追撃をみせると、試合時間残り2分でレブロン・ジェームズ(LeBron James)がレイアップシュートを決めて92-92の同点に追いついた。

 その後、トンプソンの3ポイントシュートで再び引き離したウォリアーズは、デュラントが激しい守備でジェームズのボールをはたき、アウトオブバウンズを誘発。しかし、ウォリアーズが2本の3ポイントシュートに失敗すると、キャバリアーズが攻撃権を取り戻した。

 そしてジェームズがドライブで得点を狙った際、ファウルと思われる相手のブロックでボールがアウトオブバンズになったものの、笛が吹かれることはなかった。これでファウルして時計を止めることを余儀なくされたキャバリアーズに対し、ウォリアーズはトンプソンが終了間際に4本のフリースローを決めて試合に決着をつけた。

 この試合で12得点12リバウンド11アシストを記録して今季自身初のトリプルダブルを達成したウォリアーズのドレイモンド・グリーン(Draymond Green)は、「終盤のクレイが素晴らしかった。おかげでチームも粘ることができた。ケビンは最高だった。彼がレブロンにビッグプレーをみせた。彼が奮起して見事なプレーをみせ、俺たちにボールを与えてくれたんだ」とコメントした。

 キャバリアーズはケビン・ラブ(Kevin Love)がゲームハイの31得点18リバウンドの活躍をみせる一方で、ジェームズが20得点を挙げながらもこの試合最多となる7本のターンオーバーを喫してしまった。

 ウォリアーズは、エースのステフェン・カリー(Stephen Curry)が足首の故障で3週間試合を離脱し、もう1週間ほど欠場が続く見通しとなっている。キャバリアーズも、アイザイア・トーマス(Isaiah Thomas)がカイリー・アービング(Kyrie Irving)とのトレードでボストン・セルティックス(Boston Celtics)から加入して以降、戦線離脱が続いている。

 この他の試合では、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)が105-98でニューヨーク・ニックス(New York Knicks)とのクリスマスゲームを制した。

 セブンティシクサーズはジョエル・エンビード(Joel Embiid)が25得点16リバウンド、J.J.レディック(JJ Redick)が24得点の躍動をみせてニックスを粉砕。第4クオーターにはレディックが4本目の3ポイントシュートを記録すると、この日わずか8得点だったオーストラリア出身のベン・シモンズ(Ben Simmons)が試合時間残り1分6秒の場面でスティールから豪快なダンクを決めてチームに8点のリードをもたらした。

 一方、セブンティシクサーズ戦では7連勝を記録していたニックスは、リーグ史上最多の通算52試合目となったクリスマスゲームでの通算戦績が22勝30敗に後退。そのうちホームでの戦績は21勝23敗となっている。(c)AFP