【12月25日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、メラニア(Melania Trump)夫人と共にフロリダ州パームビーチ(Palm Beach)の教会を訪れ、クリスマスイブのミサに参列した。トランプ夫妻は年末の休暇を同州マーアーラゴ(Mar-a-Lago)で過ごしている。

 マイアミ(Miami)から北へ約110キロ離れた場所にある米国聖公会の教会「ベセスダバイザシー(Bethesda-by-the-Sea)」に到着したトランプ氏は、大統領の車列を見ようと沿道に多くの人が集まる中、ジェームズ・R・ハーラン(James R Harlan)牧師の出迎えを受けた。

 ミサはトランプ氏到着前から始まっており、牧師は携帯電話やカメラを「余計なもの」として信徒らにしまうよう求め、「われわれは礼拝するためにここにいる」と諭した。

 3列目の席に座ったトランプ氏は、言葉の力について語った牧師の説教に耳を傾けていた。

 牧師は、南アフリカの故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の「言葉というものは何と尊いものか、そして人の生き方、死に方に影響を与えるという点で、口にした言葉というものは何と実在性のあるものなのか」という言葉を引用し、人を啓発するだけなく、傷つけもする言葉の力について強調。「あなた方の言葉は癒やすのと同じくらい、破壊的な潜在力を持ち得る」と語り、「神の言葉は純粋な光である」と述べた。

 聖体拝領を行ったトランプ氏はその後、真夜中に教会を出発し、マーアーラゴへと戻った。(c)AFP