【12月26日 CNS】銀聯国際(UnionPay International)は、QRコードによるモバイル決済サービスアプリ「雲閃付(QuickPass)」の海外での使用を推し進めるべく、第一歩として東南アジア市場で普及を狙う。

 銀聯は、シンガポールの百貨店グループAsia Mallsと業務提携を行い、Asia Malls傘下の6店舗で銀聯のQRコード決済を導入する。

 また中国銀行(Bank of China)シンガポール支店は年内に、「中銀シンガポール電子財布(BOCSG e-wallet)」をリリースし、銀聯カードと関連付けることでQRコードでの支払いが可能になる。シンガポールのほかに、タイ、インドネシアなどの小売店、交通機関、病院でも展開する。

 近距離無線通信規格(NFC)を搭載した携帯電話での銀聯のQRコード決済は香港(Hong Kong)、オーストラリア、ロシアなど16の国・地域で利用できる。

 また銀聯の決済は、ワンタイムパスワード用のトークン(Token)を採用しているため、セキュリティレベルも高く安心である。(c)CNS/JCM/AFPBB News