【12月27日 CNS】「建築の鬼才」と呼ばれるスペインの建築家アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)の『ガウディ幻想的な国家・100年展覧』が、中国・上海市(Shanghai)で始まった。同展示会は、ガウディ研究所、ガウディ博物館(La Casa Museu Gaudi)、ガウディが手掛けた建築のひとつ・カサ・バトリョ(Casa Batllo)とスペイン大使館から公認されており、アジア最大規模のガウディをテーマにした展覧会だ。展示の中心は、100万個以上のモザイクタイルの手作りコラージュ。重さは200トン以上、200人のスタッフが2年がかりで制作したという。

 同展には、自然のインスピレーションを源としたガウディの作風と生涯を紹介するエリア、工具と手稿が展示されている「発明エリア」と、ガウディと中国文化の根源の3つのエリアがある。主な見どころは、ガウディが手がけたサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)とグエル公園(Parc Guell)、コロニア・グエル教会(Church of Colonia Guell)の模型だ。また、仮想現実(VR)技術を使って展示品を鑑賞できる。(c)CNS/JCM/AFPBB News