【12月25日 AFP】フランス・アルプス(Alps)のスキー場で24日、ゴンドラリフトが故障し、約150人のスキー客が数時間にわたって宙づり状態で取り残されたが、全員無事に救出された。

 事故が起きたのは仏東部グルノーブル(Grenoble)近郊シャンルッス(Chamrousse)にあるスキーリゾート。標高1650メートルのリゾート地から同2250メートルの山頂を結ぶリフトが午後2時(日本時間午後11時)ごろに故障し、救助隊員によると定員10人のゴンドラ70台に影響が出た。

 故障の原因は不明。このスキー場のゴンドラリフトは2009年に設置されたものだという。

 AFPの取材に応じた救助隊員によると、救助活動はヘリコプター2機を動員して行われ、ゴンドラの上に降下した隊員が閉じ込められた人々をロープで山の斜面へと降ろしたという。

 地元観光当局の責任者によれば、救助活動には2時間ほどを要したが、天候が良かったこともあり負傷者はいなかったという。(c)AFP