【12月24日 AFP】17-18NBAでは、クリスマスの25日にクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)対ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)というファイナルの再現カードが組まれているが、ウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は、負傷中のPGステフェン・カリー(Stephen Curry)の欠場を明言し、大一番に向けた盛り上がりには惑わされずに出場の可否を判断すると語った。

 レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)にこれまで2度輝き、12月4日の試合で右足首をひねって以降、まだ復帰には至っていないカリーについて、カーHCは「ステフはまだ3オン3の練習すらできていない」と明かし、「次戦がクリーブランドとのクリスマスゲームではなかったとしたら、私が3オン3すらまだで、接触プレーも避けており、試合まであと48時間だと言えば、みなさんも『じゃあ、カリーは出ないんですね』と言っただろう」と続けた。

「ところがこの試合が大一番だという理由で、みんなが出場するかを知りたがる。しかし、われわれはそうしたものに惑わされるつもりはない。彼はまだプレーできない。それでも出たなら完全に無責任だ」

 ウォリアーズとキャブスは過去3シーズン連続でファイナルで激突しており、2015年と2017年はウォリアーズが勝利し、2016年はキャブスが7戦目までもつれ込んだ争いを制した。

 25日には東カンファレンス首位のボストン・セルティックス(Boston Celtics)対ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)、ラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とジェームズ・ハーデン(James Harden)がそれぞれけん引するオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)対ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)の対戦など5試合が組まれているが、その中でもキャブス対ウォリアーズの試合は最も注目が集まる一戦となっている。(c)AFP