【12月23日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は22日夜、イスラム過激派掃討作戦「バルカン作戦(Operation Barkhane)」に参加している兵士らを激励するためニジェールに入り、兵士らと「クリスマスディナー」を共にした。

 ニジェールの宗主国だったフランスは西アフリカのサヘル(Sahel)地域で行われている反テロ作戦を主導している。仏軍がさまざまな戦線で活動している中、フランスは自国以外にも作戦の負担を受け持たせようとしている。

 マクロン氏はニジェールのマハマドゥ・イスフ(Mahamadou Issoufou)大統領から出迎えられた。その後、バルカン作戦に従軍している約4000人のフランス兵の一部と共に、エリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)の料理人が用意した食事を共にした。

 ニジェールの首都ニアメーの仏軍基地はバルカン作戦の空の拠点となっており、兵士500人のほか、それぞれ複数のミラージュ2000(Mirage 2000)戦闘機とドローンが展開している。

 マクロン氏は「敵(イスラム過激派)から明白で重大な勝利をつかむため」、2018年もバルカン作戦を継続すると述べた。(c)AFP/Jérôme RIVET