【12月25日 CNS】中国・西安(Xi'an)の建国門総合市場の豚肉屋の主人で、54歳になる任新宇(Ren Xinyu)さんは、作業の合間をみては肉を並べる調理台の片隅で詩の創作活動にいそしむ。任さんの趣味は、詩を書くことや詩吟だ。以前には国営テレビ局の番組「中国詩詞大会」にも参加したことがあり、地元では至るところでその名が知れ渡っている詩人でもあるのだ。

 暇さえあれば、任さんは「唐詩宋詞(唐代の詩、宋代の詞)」の詩集を開いて朗読している。

「読書は一番の趣味。唐詩宋詞は日々の退屈な仕事を紛らわせてくれるし、市場のけん騒の中でも静かな安らぎを与えてくれる」と任さんは話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News