【12月22日 AFP】ナショナル・ラグビーリーグ(National Rugby LeagueNRL)のサウスシドニー・ラビトーズ(South Sydney Rabbitohs)に所属しているFWアンガス・クライトン(Angus Crichton)が、来季以降もプレーを可能にするため、問題を抱えていた指の一部を切断するという大胆な措置を取った。豪フォックス・スポーツ(Fox Sports)が22日に報じている。

 21歳のクライトンは、キャリア序盤に左中指の腱を断裂して何度も手術を受ける問題に悩まされており、マネジャーの話として、今週初めに関節部から下の切断術を受けたとされている。

 関節部に問題を抱えて可動範囲がひどく制限されていたため、何度も骨折していたというクライトンは、今年初めに「左手の中指に問題があるんだ。少し前から関節部が溶けたような状態になっている」と明かしていた。

「医師には指を半分切断しないと、患部が溶けてしまうと言われた。骨折を繰り返していたせいでそうなっている。指が曲げられないんだ。こぶしを握ろうとしても、中指が突き出した状態になる」

 クライトンは来季限りでラビトーズを退団し、2019年から地元のライバルチームで巨額の給与をオファーしたシドニー・ルースターズ(Sydney Roosters)に移籍することになっている。(c)AFP