【12月21日 AFP】米大リーグ(MLB)のサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)は20日、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)とのトレードで通算3度のオールスター選出を誇るエヴァン・ロンゴリア(Evan Longoria)三塁手を獲得した。

 2017年シーズンは64勝98敗の成績に終わり、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)と並んでMLB最低勝率となったジャイアンツは、デナード・スパン(Denard Span)外野手とクリスチャン・アローヨ(Christian Arroyo)内野手のほか、投手2人をレイズに放出する。

 ジャイアンツのブライアン・サビーン(Brian Sabean)編成部門副社長は、「この加入は球団が非常に必要としていた部分を満たすだけでなく、オフシーズンの目標を一つ達成することになる」「エヴァンは過去10年における最高の三塁手であり、彼の入団に興奮している」と喜んだ。

 一方、レイズのスチュアート・スターンバーグ(Stuart Sternberg)オーナーは、2008年にア・リーグの新人王に輝いたロンゴリアについて「エヴァンは最高のレイだった。10年間にわたり、彼はわれわれの成功の中心的存在だったし、別れるのはみんなにとってつらい」と惜しんだ。

 現在32歳のロンゴリアは、これまでのレイズ一筋のキャリア10年で通算打率.270、261本塁打、892打点を記録。2017年シーズンは打率.261、20本塁打、86打点の数字を残し、守備面でも自身3度目のゴールドグラブ賞(Gold Glove)に輝いた。(c)AFP