【12月21日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2017-18)は20日、3回戦が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)の決勝点で2-1とライバルのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を下し、準々決勝進出を決めた。

 バイエルンは前半にジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)とミュラーのゴールでリードを奪ったが、後半にアンドリー・ヤルモレンコ(Andriy Yarmolenko)に得点を奪われ、そわそわするような最後の15分間を過ごした。

 序盤からチャンスを作り続けたバイエルンは前半12分、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)のFKをニクラス・ズーレ(Niklas Suele)がヘディングでバーに当てると、そのこぼれ球をボアテングが頭で押し込み先制した。

 ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)を負傷で欠く中、ドルトムントは同35分にようやくチャンスを手にしたが、スペースでフリーになったヤルモレンコが放ったシュートはライン上でダビド・アラバ(David Alaba)に防がれた。

 するとバイエルンはその直後、右サイドでロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)からのパスを受けたミュラーが、GKロマン・ビュルキ(Roman Burki)越しに優雅なループシュートをファーコーナーへ沈め、点差を2点に広げた。

 試合が進むにつれ余裕を持ち始めたバイエルンは、フランク・リベリ(Franck Ribery)が交代するなど勝利が確実かに思われた。

 後半31分に香川真司(Shinji Kagawa)のクロスにヤルモレンコが頭で合わせて点差を詰めたドルトムントは、その後も同点を狙って攻め込んだが、終了間際にはアレクサンデル・イサク(Alexander Isak)のシュートがわずかに外れ、絶好の機会を逃した。

 同日の試合では、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が1-0でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)が3-2でSCフライブルク(SC Freiburg)にそれぞれ勝利している。(c)AFP/Kit Holden