【12月19日 AFP】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」は19日、2017年に世界で死亡したジャーナリストや報道関係者が合わせて65人に上ったと発表した。うち殺害されたのは39人、残りは空爆や自爆テロなどの巻き添えになって死亡したという。

 65人のうち50人はジャーナリストで、過去14年で最も少なくなっているが、その理由についてRSFは、ジャーナリストがより良い訓練を受け、戦闘地域で保護されている可能性があると説明。また「危険になり過ぎた国での活動を断念していることも要因になっている」と指摘している。

 RSFによると、内戦状態のシリアでは12人が死亡。ジャーナリストにとって今年も世界で最も危険な国となっている。次いでメキシコで11人が殺害された。

 アジアではフィリピンが最も危険な国となり、少なくとも5人のジャーナリストが銃撃を受け、そのうち4人が死亡した。(c)AFP/ Fiachra GIBBONS