【12月18日 AFP】17NFLは17日、第15週の試合が行われ、昨季王者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が残り56秒で決勝のタッチダウンパスを通し、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)に27-24で競り勝ち、AFC東地区優勝を果たした。

 プレーオフ行きの切符をめぐるパズルのピースがいくつかはまっていったこの日、スティーラーズは土壇場での逆転を許したことで、カンファレンス1回戦のシード権が危うくなる敗戦を喫した。さらにチームは、プレーオフ全体でのホームフィールド・アドバンテージも失う可能性がある。

 スティーラーズにとってはさらに悪いことに、主力WRのアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)が前半にふくらはぎを痛め、病院へ搬送された。国内メディアは、残りのレギュラーシーズンは休養するが、プレーオフには間に合うと報じている。

 その他の試合では、フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)がカーソン・ウェンツ(Carson Wentz)の代役QBニック・フォールズ(Nick Foles)が4タッチダウンパスの活躍をみせ、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)に34-29で勝利し、カンファレンス1回戦免除の権利を手に入れた。

 ナショナルカンファレンス(NFC)東地区を制した前週の試合で、ウェンツが膝を負傷し、シーズン絶望となったイーグルスだが、一時は14点差をつけられるなかで、フォールズが3タッチダウンを決めたジャイアンツのQBイーライ・マニング(Eli Manning)の存在がかすむ活躍を見せた。

 ジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)は45-7でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)に大勝して10年ぶりとなるプレーオフ進出を決めた。ミネソタ・バイキングスは34-7でシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)を下してNFC北地区優勝を決めた。(c)AFP