【12月18日 CNS】広東省(Guangdong)発展改革委員会は、香港(Hong Kong)と広東(Guangdong)省珠海(Zhuhai)、マカオ(Macau)の都市を結ぶ「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macau Bridge)」の車両通行料金に関する公聴会を21日に珠海市(Zhuhai)で開催する。これに伴い、同委員会は2種類の料金案を発表した。

 港珠澳大橋の主体部分は広東省の水域に位置するため、港珠澳大橋管理局が予算を決定して監査を受けた後、同省発展改革委員会が公聴会を開催する流れだ。最終的な料金は、同省人民政府が監査・決定する。

 同省の価格調査によると、橋の管理など港珠澳大橋にかかる費用は、1年あたり平均21億9975万5900元(約374億6294万1696円)と予測される。この額を年間の予測通行台数2072万5700台で割った平均の106.14元(約1807.61円)が、自動車1台あたりの妥当な額だと考えられる。

 広東省発展改革委員会は公聴会に先立ち、2種類の料金案を発表した。両案とも、乗用車・タクシー150元(約2554円)、貨物自動車115元(約1958円)、普通トラック60元(約1021円)で同一だが、バスの通行料金が違っている。一方の案は「シャトルバス・越境バス」で一律450元(約7663円)とするのに対し、もう一方の案はシャトルバスと越境バスの通行料金をそれぞれ450元、200元(約3406円)と区別している。

 公聴会には中国、香港、マカオの消費者各5人を含む24人が参加する。(c)CNS/JCM/AFPBB News